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アクティビスト、フェミニスト、クィアとして活動するとある外国大学関係者の生活の中からの視点。(C)flowfree 初めて寄られる方は、カテゴリ:管理人、の”こんにちは”を読んで下さい


by flowfree
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海外進出カルト宗教 2

日本からきた人達の多くが外国にいると日本食が恋しくなる。
日本食料品店はなかなか数の多い店ではないので人によっては州を越えて数時間の運転してまとめ買いをする。
都会の町のある州には数店あるだろうそういったお店もそうじゃない州だと一つあるかないかというのが多い。良くすることは韓国系、中国系のお店でもあればそこで似たものを買ってすます。安く上がることもおおいし。でも決まったものを買いたいときはやっぱり数時間運転しちゃおう、となる。品物は輸入品が主とあって安くはないがなにせ選択肢がないし、あるだけで、買えるだけでうれしい(ソース、マヨネーズ、お菓子、豆腐、まあなんでもです。。。)

そしてやっと着いた~と思ってお店に行ったらいつのまにか、いつも行っているお店の近くにもう一つ違う日本食やができているではないか。は、そういえば、噂でもう一つお店ができると聞いたけどこんな近くにできたんだー。ちょっと様子を見てみよう。。。

こういったことが良くある。そして信じられないことに中は30,40、50%もいつも行っているお店より安いのだ。家族経営の多い日系の食品店で挨拶はなくても顔を覚えるくらいにはなる。だからいつものお店の人も来なくなったなあ、と思うかもしれない。しかしそんなに値段が違うと浮気心も本気心に変わり、その新しい店ばかりに行くようになる。その新しい店が実はあるカルト宗教が運営していて、その策略に乗っているとも知らずに。

上の状況は現在起きている現象だ。これは一つの州の一つの店ではなく、同じやり方で色々な州の家族経営の日系食品店が次々と潰れている。筆者は実はある州の一番人気だった日系食品店にお手伝いに行った事があった。この状況の背景を経営者本人から聞いた。

そこの日系食品店は日本人の名字でOOO、元々ある大きな州の支店として始まった。その大きな州は日系企業もたくさんあるし、都会でおしゃれな街で有名だった。都会から少し離れたとこにあるのだが日系企業の家族が多い住んでいたこともあってとても繁盛していた。実は、そこでは後に”悪女”と呼ばれ有名になったある女優が16歳の時に手伝いに来ていたところと知る人は知る。彼女は本当にお金持ちのお嬢さんだったようだ。実はそこのかなり年上の店員と付き合ったことがあった。その店員は筆者がお手伝いした支店に移ってきたので時々その女優の当時の写真を見せてもらったり、話を聞いた。

まあ、そこでその支店のさらに1時間北の方に小さい日本食店があったのだが、噂で近くに出来た新しい日本食店にお客さんを全部持って行かれ、経営がアブナイ、というのを聞いた。へー、という感じに始めは受け止めていた。

しかし、こんどはOOOの近くに大き目の新しい日本食店が入ってくる、と。それもそれは大きなショッピングモールと同じ敷地内にあり、客が多い行きそうだ、と。しかも経営はその最近できて、前からあるお店を脅かしているところと同じ、だという。

そのお店、両方とも全く同じではないが似た名前。英語の二つの単語で、”みんな一緒”の意を表す。まあ、安易な名前、といえばそうなので不思議にとらなかった。

そしてとうとうoooの近くにお店が出来た。安い、という噂があり、除いてみた。そうするとやはり信じられないくらいのセールをしている。これはoooもまずいよなあ、と思った。売り上げもだんだん減ってきた。

そしたらoooの経営者は違いを宣伝してお客さんに戻ってきてもらおうと惣菜を増やしたりしたのだがそれも限界があった。経営者に聞くと、もう何をしても無駄かもしれない、と。実は本店のほうでも噂されていて、世間の狭い日本食店事情、他のいろんな州でもこれはおきているんだ、と。実はこれはTの信者達が起こしている事業なんだよ、と。

共通しているのがお店の店員が若い人が多く、主にY県弁を話していること。Tの日本本部がある、という話。そして何よりお店の名前がTの信じる、その名のとおりの英訳だ、ということ。ちょっとづづ変えても基本的には名前の意味は共通していた。筆者が覚えているのはひょろ長い、ぼーっとした、仕事の内容をあまりわかってない様な男性が東北弁みたいのが強い言葉で話していたこと。

聞くと、信者を日本から送って来て、彼らの給料や人件費などの法律で定まれた部分は無視する。そうやって売り物を安くしているそうだ。わざと前からある日本食店の近くに店を構え、競争して安くして、相手を潰しにかかる策略だ。そして競争相手が潰れたら値段を高く上げるらしい。

こんな作戦とはつゆ知らず、選択肢が広がったと思い普通に便利で安いお店を選んでしまう。これは当然の結果なのかもしれない。外国に住んでいて今まで選択肢があまりないと思っていた日本食店の痛いところをついてきた。人件費をしっかり払ったりするべきなのだが外国人が主に行く店というのに政府はあまりチェックを厳しくしないのだ。

まあ、政府と繋がっている可能性もなくはないが。

筆者が書いた以前の記事にボランティアグループが実は宗教と繋がっていた、とうのがある。これはある”街をきれいにする目的のボランティア”グループできれいにしている活動もしている。その代表の人物らが教科書問題(日本植民地政策の虐殺などを隠しましょう運動)の主流人物、やもちろん政治家とも繋がっていることを知る人は知っている。

実際このTという宗教団体はある外国の大学さえ購入してしまったのだ。その大学の名前事態は売られる前のと変わらないので全く名前からは宗教なんて(それもアジアのカルト!)伺えない。しかし、大学が売りにだされた時、買われたときにしっかりとT関連の名前を記されていてその大学のサイトにも明らかになっている。こんなことが起きているのだから、大学関係者との寄付、裏金、ワイロなんて当然、そしてフランチャイズ状態の宗教経営のお店との政府の関係もあって不思議ではない。

日本食に飢えている外国在住日系人が日本からの宗教グループにいつのまにか”助けられて”いたと思っていたのに実際は多大に”助けて”いたようだ。このいつのまにかカルト宗教に貢献させられてしまっている外国の、小さい日系コミュニティーの状況はとても見落とされやすい。相手もそこが狙いのようだからいつも自分もアンテナ張って慎重に観察しているのだが。見つけると感動して面白いのが、なかなかこの感動をシェアしてくれる日本からの同士が少ないのはちと寂しい。
by flowfree | 2005-07-03 17:03 | 信じる人達