アクティビスト、フェミニスト、クィアとして活動するとある外国大学関係者の生活の中からの視点。(C)flowfree 初めて寄られる方は、カテゴリ:管理人、の”こんにちは”を読んで下さい


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カテゴリ:映画:日本含むアジアもの( 4 )

b0058997_1514535.gif女が階段を上がるとき、鰯雲、乱れる、を観た。
去年は監督の生誕100周年記念ということで色々なイベントがあったらしいが
私は無知だった。この人の映画には気持ちを動かされた~。

良く小津安二郎と比較されるらしい。二人とも女性を主に描く事が多い。
普通の女性が崩れて行く様や普通でない状況の女性の大変な日々。
でも成瀬の”浮雲”を観て、小津は”自分にはできない作品”と称えたという。
成瀬の映画のそれぞれのタイトルやまとめ、写真がここで見られるけど、最後の加山雄三出演の”乱れる”には
なぜかまとめがない。

加山雄三が25歳の青年の役をやっているのだが始めは
この人の青大将とかなんとかの映画の”ダイコン役者”振りの印象があって
期待できなかったんだけど後に申し訳なく思った。
この彼の”棒読み”かと思われた演技が実はちゃらんぽらんな
フリーターのような男性の像にぴったり合っていたように見えたからだ。
演技していないように見えて実はしているようで、
実生活は女と遊んでいるが実は一緒に長く住んでいた義理姉が
好きだった、という不器用さがうまく描かれていたようにみえた。

b0058997_15273164.jpg今思うと、”女が階段を上がるとき”でもホステスのママをずっと好きな
マネージャー役の男性が告白できないからお店の女性に手をだす、というのと
そっくりな設定だ。こういうのが成瀬はいいのかね。

まあしかし、加山雄三に戻すと最後のどんでん返しが良かった。
全然想像しなかった、ワイルドなエンディングは小津には見られない気もするが。

とにかく成瀬監督も小津監督もそれぞれ好きだが
二人の描く女性の中では成瀬のモノの方ちょっと好きかも。

女が階段を上がるとき(1960)は去年ドラマ化された松本清張の黒皮の手帳(原作1983)
にそっくりな部分があるのが結構驚いた。ホステスの話、手帳を持って銀行員に
お金を借りに行く、主人公のホステスバーのママの暗い、淡々とした口調で
続くナレーション。そっくりでんがな!と思いましたが。

成瀬作品、買いたくなってきたなあ。。。
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by flowfree | 2006-02-28 15:26 | 映画:日本含むアジアもの

映画Takeshi's を観て

実はちょっと前に観ていたんだけども今書いた方が楽に書けると思って
ちらっと感想を。
ワタクシ実は北野監督の映画はそれほど観ていなくて、
特に海外で有名になるまでは見てなかったのです。
北野作品が好きな人のサイトなどを読むとソナチネがイイ、とか
その男凶暴につき、がイイ、とかそういうのを良くみるので
それを観ないとこの監督作品が特に好きかどうかはわからないのですが
それらは結構暴力的な映画であまり好んで見ようとしないものだったんです。

で観たものというと:花火、dolls、座頭一 そしてこの Takeshi’s。

それで一番好きで、かなり個人的にも気に入ったのが
このTakashi'sでした。
内容は結構サブカル的で、海外で現在一番注目されている日本の映画のジャンルというと
三池崇監督や塚本晋也監督などのドギツイ、強烈でエッジーなモノだったりするのですが
Takeshi'sを観たときは北野監督もこれらの監督の作品見すぎたかな、なんて
思ってしまったほど筆者の趣味に合ってました。

面白かったー。ちょびっといわゆる、B級っぽさのとこが。

以前に観たっていう始めの3作品はちょっとmainstream向け(一般にも好かれるような)
のような気がしました。
そんで”座頭一”は先週末にまた観たんですけど
トランスジェンダー的なキャラを入れたのは
なかなか考えてるな、と思ったし、
畑仕事や大工さんの動きや音をリズミカルにパフォーマンスとして
入れたり、ダンスを皆がやって物語の展開的にはめちゃくちゃなものも
結構脱構築された映画構成で面白いな、と思ったのだけども
作品自体の大まかな感想は逆に70年代の座頭一のドラマのを作った方たち
の方に行っていました。
評価は正直あのドラマスタッフがどれだけスゴイか、というのが
理解できた気がして、ドラマの方のスタッフが監督をする機会を
与えられたらかなりの評価を受けるだろうし受けるべきなのでは、と思ったのでした。

それでTakeshi'sは後からも色々と考えられたりする
面白さが残るもので、あるファンの女性、デブキャラなどの不気味な行動や格好が
また映画の内容を何度も面白くさせると思ったのでした。

ってことでこのTakeshi’sを観て、北野監督の
昔の作品を見てみたい、と思い始めています。
サブカルファンにはこの新しい映画はたまらないんではないかなー。
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by flowfree | 2005-11-26 15:00 | 映画:日本含むアジアもの
b0058997_1653520.jpg血の雨 Blood Rain (2004) -という韓国映画を観てきました。
捜査官が殺人事件を解決に島に来る話。
韓国はこの手の映画すんげー多いですね。
殺人の追憶、でしたっけ?これもそう。これはスンバらしかったー・・・
最近書いたDuelistもそう。
そしてこの血の雨も。ただこの二つは昔の話で。
血の雨は19世紀のお話。
物語はとっても深くてここの韓国映画 血の涙:作品紹介で書かれているのでどうぞ
参照して下さい。

ホラー映画ではなく、ミステリーだそうですが。
以下はちょっと自分の印象でどうにもホラー、というか
内容の深いスプラッタSM映画に考えてしまっているので苦手な人は読むのストップ!

*アジア映画のレポが多い、と思われるかもしれませんが
一応アジア以外のも結構観てるんですよ。
ただ北米にいると欧米映画ばかり観る機会が多くてアジア系の映画がなかなか観られない。DVDなどの選択視も欧米系ほどはあまりないので
アジア系を優先しています。
そしてアジア系を観て文化や歴史を感じられたりするので結構観ているんですが
まだまだ勉強不足の自分には新鮮に見えるものが多いんです。

続きは結構グロイですよ~ん
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by flowfree | 2005-10-06 16:40 | 映画:日本含むアジアもの
今回あんまり内容がないと思います。すいません。
感想を言いたいのは韓国のマンガを元に映画化された時代劇風の:::::형사duelist:::::
b0058997_1630065.jpg


結構中国のチャン・ツイイーが出そうな美しいチャンバラ劇が見れるのですが
この中のジェンダーの絡まりがおもしろい。
主人公の若い男勝りの役人(映画では刑事と呼ばれてました)役の小柄の女性は
喧嘩っ早く、叫んでばかり。胸をサラシで巻き、歩き方も話し方も男で剣を使いこなす。

b0058997_164239.jpgそれに対して敵の鬼のようなマスクをつけた男。長髪のさらさら黒髪。マスクがはずれると
切れ長の悲しい目。中性的なスラッとした敵。ダンスのように美しく舞ながら剣を使う。
でもアニメのような顔だな~と思ったら最後に漫画を映画化
とあったので納得。

b0058997_16433316.jpg正直演技はこの女性と彼女を訓練したベテラン役人が目立ち、
ほとんど話さない役の敵の人。だけど目ばかり強調され結構ドキドキ。
まったく予定になかったのに遅ればせながら韓流ブームにのってしまおうか、
と思わせる魅力をこの兄さん、放っていました。
名前やプロフィールをチェックしたら:
カン・ドンウォン:プロフィール
でちょっと学び、インタビューもチラッと読んだら
24歳、サッカーが好きで”俺について来い!”の男らしい方のようです。
実際はずえんずえん中性でもなんでもないみたいですが
ちょっといしだ一成の初期をもっと格好良くした、みたいな感じにみえますが。

b0058997_16545954.jpgまあ、女性もかなりジェンダーをクロスしてたので良かったです。
でも言葉のない演技で性欲刺激される、っていうのも
現実逃避ですね。イイトコだけ取っちゃって満足してる、っていう。
韓流ファンもみんなそうなんでしょうか・・・
韓流ブームの原点を見た?ような経験ができた映画でした。
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by flowfree | 2005-09-27 16:59 | 映画:日本含むアジアもの