アクティビスト、フェミニスト、クィアとして活動するとある外国大学関係者の生活の中からの視点。(C)flowfree 初めて寄られる方は、カテゴリ:管理人、の”こんにちは”を読んで下さい


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カテゴリ:多様な性:日常にある生活( 5 )

現在は同性婚が認められているあるところで働いていまして
まあ若い生徒さんとも話す機会があるのだけども
一人の女子18歳が、”そうか、そうじゃないか”で
ここ2週間悩んで落ち込んでいたんだ、と言ってきました。

その子Sさんは結構日本文化通で女同士の恋愛が
良く出てくる日本アニメマニアでもあったんで
私にもCDRなどを貸してくれてました。
そんな話しをしていくなか、”ショウネンアイ”
とか”ショウジョアイ””ヤオイ””ユリ”
などの言葉も良く知っていて結構な
ハマリ振りを感じさせてくれました。
でもどちらかと言うとおとなしい感じで
でも良くしゃべるし、大勢の生徒さんの前でも
”L Wordは見てる?”なんてアメリカのレズビアンドラマの
話しをイキナリしてきたりするちょっと堂々としたとこもあったので
私としてはこの子はどの程度自分の性を
同性愛として見てるのか見てないのかちょっと曖昧にとっていました。
ただ、考えていたとしても隠している感じかな、と。

良くコンピュータも家の居間にあるから全部母親に見られる、とか
母親に怒られる、とか言っていたので
やっぱり単に趣味で実際に女性が好きになるわけではないのかな、
なんて思ってました。

初めの数週間は会えば良く話してたのだけど
忙しさが重なって丁度数週間は話してなかったんだけども
その間にちょっとした事件がありました。
大人しくて授業も凄く真面目に受けて人より多く勉強もしてくる
彼女が授業中に与えられた宿題を一緒に勉強する相手、Eさん
に急に100ほどの学生が見るサイトで
”私の宿題パートナーのSさん。今日宿題を出さないといけないのに
あなたと連絡がつきません。私の電話番号は~なので電話してください”
と書かれてしまいました。
Eさんもかなり勉強するいい子だけどもちょっと甘えるところのある、
セクシーな服をきて胸が半分くらいいつも見えてる
生徒さんでした。

そしたらすぐにSさんからEさんへの返事がまた100人ほどの学生全員に送られました。
”あなたは連絡が取れないというけども実際に連絡する、と言った時にしなかったのは
あなただし、私のことを責任追及しているように聞こえるけども
私はずっと待ってて寝不足だし、メルアドしってるんだからするべきだし
。。。”
などという怒りの返事が。

ありゃりゃ・・・と思い、当日に顔を出すとまあ二人とも一緒にはいなかったけども
お互い笑顔を見せていつもと同じに見えた。と安心していたら
次の日にEさんの大逆襲のメールが。しばらくメールチェックしてなかったようでした。
”Sさんは私が悪いように書いてるけどあなたこそなんでずっと待ってる、というならメールしなかったの?うんぬんかんぬんX50”
くらいのなが~い怒りのメッセージがもちろんまたまた全く面識のない
生徒100人ほどに送られました。

うーん、これはちょっとなんか言っておくかなーと思ったら
次が初めての大きな中間テスト、ということでこのことを話すのを忘れてしまったのです。

そしたら授業の終わりにSさんが久しぶりに残って話しに来ました。
”あの。。。メール見た?もう夜中の2時ごろにあんな怒りメール送ってきて
しかも皆に見れるように送ってもう私もショックで、何にもなかったことにしよう、と
思ってベッドに入ったんだ。他のクラスメイトは誤ったほうがいい、というのもいるし
誤らない方がいい、というのもいるし。”
なんて言っていた。まあ、お互い誤解があったからでしょう、試験が近づくと
いらいらしてたりするしね、と言うと
”私はここ最近ずっとイライラしてたからかもしれない。試験の事以外でも”
っていうので”何でしてたの?””・・・・・・沈黙”
”友達との悩みとか?” ”・・・・んー、私はちょっとおかしくなってるみたい”
”なにいってんの。ちょっと落ち込んでたの?”
”うん・・・”
なんて会話をしたけども実際なにに落ち込んでるのかは言ってなかったから
まあ若者は色々あるでしょうなあ、なんて思ってました。

んで帰り道、マイナス6度の夜で外はきれいな夕日が落ちた後の空でした。
きれいだねーなんて話しながら、そういえばあのアニメ、いいらしいねー、とか
話していました。Sさんは少女革命ウテナ(女・女アニメ)見てるって言ってたけど
どこまでみたの?と聞くと
”ここ2週間は勉強以外は何にもしてない。全くアニメもみてない。落ち込んで悩んでいたから”
と言ってました。
へ?どうしたのー?というと
”・・・もしかして私もそうなのかな、って思ってきて多分違うと思うけど
見ないようにしてたんだ”と言ってきた。

Sさんが最近イライラしていた、という怒りメールの感情の動きなどは
この最近の性自認の悩みで揺れ動いていたことと関係してあるようでした。

”こういう風に思ったことある?自分では普通に受け入れられるの?”
と聞かれたので”そうだねえ、私は本とか結構読んで素直に受け入れられたんだよね”
なんてお互い"主語”である同性愛、レズビアン、女同士、などの言葉を
抜いて話してました。

結局Sさんはお母さんと仲が良いらしく、母親に言ったらそれは間違いだ、って
言われた、ということ。友人にはそんなアニメを見てるからそうなるんだ、と言われた、とか。
一応母親と生きてる文化が違うんだから彼女の価値観と同じにすることはない、というのと
ハリウッドの乱暴な映画が好きなやつが乱暴な人間に全てなるわけでもないんだし
ウテナなど一般の小学生が見てるアニメだったりするんだからそんなの
見てるのがみんな同性愛になることもないし、それは違うよ~などと言ってみました。

私はこれはちょっとお茶でもしてこの子の今がとても大事な
性自認の時期のようだからちょっと話しを聞こう、と思って
どう、お茶でもいましない?って言ったら
”あ、あたしこの後予定あるから。もう遅すぎるよ!”
とのお返事。ああ、そうですか・・・

だけどここでは結構若者にもオープンに同性愛の話しがでるし
私も授業で今は男性も女性も結婚できるんだし
自由に色んな状況を考えて話すようによくコメントする。
でもやっぱり現実はまだまだ自分のことにつなげるには難しいらしく。
このSさんはアジア系でクリスチャンじゃない、って言うから
やっぱり宗教的にだめ、っていうんじゃなくて
周りの異性愛プレッシャーに負けてる感じでしたねえ。

”多分違うと思うし”
と結果づけようとしてるのがちょっと淋しいというか若い、というか。
実はちょっと可愛いなあ、と思っていけないことだが
性欲もちょこっと刺激され(爆)理性を押さえて帰ってきた次第。
私若いのも全然大丈夫なんだなあ、と実感(ってこんなのをきっかけに実感するなって・・・)。

一応選択視が増えたと私は思ってるけどもとか話したけど
まあそんな次元の話しじゃないんだろうねえ。
若い子はそれなりに大変だ。がんばれよー。
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by flowfree | 2006-02-18 18:49 | 多様な性:日常にある生活
なんか最近堅い事書いていたのでちょっと自分の中で笑ってしまう経験を。
2丁目と言えば私も自分のクイア性自認を持ったかなり後に経験したところ。
私は日本を出て多分6、7年たってからクイア性を認識したものなので
日本に行って2丁目に行く!なんてことにかなり不思議な興奮?というか
楽しみを持っていた。

そうしたらアメリカで一番仲の良かった日本人の女の友人が
2丁目から歩いて10分のところに研究目的で住み始めたのだ。
なぜそこかというと
場所はその友人Mの親の知り合いが使っていないマンションがあるから。
Mと私がお世話になっていた教授はレズビアンで
それで日本研究をしていたこともあり、
お互い日本でのジェンダーやセクシュアリティーについて
いつも話していたし、友人や周りの研究者にももちろん
その教授を慕って世界中から大学に来る人間も多かったので
普段からそういう話は当たり前のようにしていた。

だから2丁目の近くに住み始めた友人も当たり前のように
2丁目探索をしていたようだった。でも特にノンケ(ヘテロ/異性愛者)
のMはそれほど深く探索はせずにちら、っと行ったことがある程度。

そんな時にアメリカ人の友人Sも研究で日本に来る、っていうので
Mのところで会う事に。Sはレズビアンで彼女のTも連れて来てた。
この2人とも背が180cm以上で研究者のSはとっても大人の
良い人。親が医者の金持ちなんだけど全くそんなことも伺えさせない。
(ただ、私はSの履いてるジーンズが擦れていて色もあせてるけど
アメリカ人はあまり知らない、高いイタリア製のもの、というのを
チェックしていた。後に彼女は姉妹でそこのジーンズの大ファン、ということが
わかり、やっぱり金持ちだ、と思わせる。)
ただ、人間性から、この人の育ちはいいんだろうなあ、って思えるタイプ。

んでSのパートナーのTは凄いニコニコで可愛い。いわゆるSがタチで
Tがネコなんだろうなあ、って誰でもちょっと思ってしまう感じ。
Sは髪の毛長いし、カジュアルな格好で男っぽくはないんだけどね。

それで友人M、びあんカップルのS&T、そして私で
2丁目の男女が普通に飲める、高くないバーに。
そこは結構外国人男性も多かった。
中にはおしゃれなインテリアでいやらしくもなく、
楽しく大騒ぎもできそうなところ。
映画も流れている。

友人Mと隣同士で座り、”私たちきっとカップルって思われてるよね”
って話していたらなんか周りの外国人男性と
日本人男性が股間を触りあっていたようだった!
”ちょっと、見てみて!触ってるよねえ。それに
外国人がこっちをちらちらみながら触られてるのを
楽しんでるみたいできもちわりー!もうみちゃだめだ!”
なんて話してたら、ぬあんと、S&Tが
いちゃつき始め、目の前でチューだのし始めてるではないの!

”な、なんか私たちどこ見たら良いんだろうねえ・・・”
テレビで流れている映画はタイタニックになっていた。
それまで大人気で上映してから数年経ってたけど
見た事なかった。それにわざわざ見たくもなくて
だから流れてる映画も見たくないのだけど
前を見ると友達が触りあってるし、
横を右横を見ると見られて喜ぶゲイ2人が触り合ってるのが
目に入るし、結局左横にある見たくないタイタニックをMと凝視。

そのうちS&Tがトイレに経った。
”良く外国人カップルってバーでトイレに一緒に行くけど
やっぱり触りあったりしてんのかねえ?”
と友人Mに聞く私。
”そうだろうねえ。まさかチューだけじゃあないだろうねえ。
だけどトイレで色々触るのってなんか不潔っぽいよね。
いいのかねえ。”
なんて会話をして、2人でまったりしていた。
S&Tが戻るとMは
”なんかすっきりした感じで戻ってきちゃって”
なんて話していた。

結局バーは大音量だったので私たち4人で
楽しく飲んでお話、なんてできず、
S&TのH待ちみたいなことをして
Mのマンションに戻ることに。。。

私は居間に、そしてS&Tは引き戸で隣接する
部屋で寝る事に。これに私はばびった。
”この2人、夜ヤリだしたらどうしよう・・・
私ちゃんと寝たいんだけどなあ。。。”
と余計な妄想と期待?をよそに、
結局静かな夜を過ごした。
やっぱり大人のSはそんなことするはずなかった。

んで次の日に私はSTと一緒に電車で帰ったんだけど
友人Mに諸事情でカミングアウトしていない私は
STにアウト。2人はちょっと嬉しい表情。

Mの後日談によるとSは2丁目に今度は研究で
知り合ったあるスポーツ選手を連れて来たらしい。
それもMのマンションに。
ある外国人の選手(女性)が国に帰らないといけない、
っていうので数人とサヨナラパーティをしていたんだけど
その選手の彼女(日本人選手)が
納得が行かず、サヨナラパーティーでも
ずっと泣いてらちがあかず、
Mの家まで着いてきてしまったらしい。

Mはその選手とやらもだ〜れも知らないんだけど
親切に世話をしてやり、話を聞いてやったそうだ。
んで泊まらせてあげていた(だけど後にお礼などは全くナシ!)。
んでその日本人の方の選手、実は今ではかなり
有名になっていて、日本ではテレビでも
時々お見かけする。
実はそのときからSが”この子、凄いうまいんだよー。
もう信じられないくらいだ”って言ってたらしい。
だけど今は彼氏がいるらしい。
もう女は見切ったのかな。

んでS&Tの後日談も興味深いものがある。
2人は結局親同士も近所で仲が良く結婚して
一緒にお互いの実家に住んだりしていたんだけど
Sの仕事が決まり、大きな家も買ったと思ったら
一年以内になんと別れたらしく、
今は大変な状況らしい。

レズビアンカップルで良く10年付き合い、
一緒に家とかを買って別れる、というのがあって
いくつも例を見る。でもこのSTカップルは
見てて微笑ましかったので残念。
一つ友人Mと言っていたちょっとどうかな、って
思っていた前兆は
可愛いTがSに精神的に頼りまくっていて、
アメリカ本土、どこにいても携帯が10分おきに
鳴ったりしていた。
こういった関係、レズビアンでも健康的ではない
気がする。だからMは実は結構以前からこの2人
別れるよーって縁起の悪い事を言ってたんだけど。

まあこんな2丁目エピソードもあったなあ、って感じです
人生、色々、ですね☆
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by flowfree | 2006-01-14 22:38 | 多様な性:日常にある生活
ちょっと他で書いた記事をここでアップ。
2丁目に先日行ったときのお話しの続き。

留学中に知り合ったゲイの友人が東京に来るっていうので
会って来た。彼が25歳くらいの時に知り合って、
どうみてもミックス・レイスの可愛いゲイ、という感じで
周りのゲイ男も放っておかなかったのだが
当人がいつになってもグジグジとアウトできず
(まあそういう時期もある)自己の性認識が
30過ぎの今となって出来て
以前のモテ時期が過ぎてしまい、後悔先に立たず、
状態だったりする。

面白いことに、彼の両親はとっくの昔に気づいていて、
数年前に親類の中で既に問題になっていて親が責められていた、
というのを今回の帰郷で発覚したらしい。
キリスト教文化の人だったりするのも関連してると思う。
”ゲイになったのは生まれつきだと思う?それとも育った後?”
こう暗い表情の母親に聞かれ
”僕は生まれつきだと思うよ”
と返したらしい。

だけどそうしないと母親、親類は救われない、という状況だ。
キリスト教の信者がゲイを育てあげちゃったのなら
母親のせい、家族のせいになっちゃうんだから。

私は性自認を生物学的なものにつなげる危険性というのに
非常に敏感なので一応、やんわりと反論したけども
人の気持ちを考えてそう答えたほうがいいときもあるよね、
とちゃんと私の思う背景から話した(もちろん短く。彼はこういった
話しにあまり興味がなかったりするし)。

だけども30過ぎてのゲイのカミングアウトと言ったら
ちょっと面倒だ。この友人は大きなある町に
引っ越して良い仕事を得たのを機に
盛大にカミングアウト。セフレも出来て
おしゃれにも金を使えて嬉しくてしょうがない。
それでお茶に行こうが食事に行こうが
周りの男を見ては評価して、どーのこーの
とそっちばかりが気になってしょうがないらしく、
遊びに来ている友人の存在はそっちのけ。
失礼極まりなかった。
結局人間性の未成熟さが遅れてきた性自認
と共にシンクロしてしまいダブルにウザイ。
40近くのゲイ友人とこれを話したら
遅い性自認を迎えたゲイに良くあることなんだ!
とかなり話しが盛り上がってしまった。

まあ、性自認を難しくさせているのは社会的
環境だったりするわけで彼らに全ての責任が
あるとは思えないし、後に性自認の変化を
持った人間がみんなそうもならないが
がやっぱり人間性でますね。
彼を見ていると長年抑圧されたゲイの性の欲望
のパワーを感じてしまった。かなりはじけまくっている。
私が引くほど。ヤリたがり過ぎ。

まあ、30過ぎて多少未熟でも
優しさのあるこの友人は
新宿2丁目童貞である、ということは
わかりきっていたので
夕食ついでに連れていってやった。

彼は日本で結構育って暮らした期間は長いのだけど
好みの相手にあまり日本人を入れていなかった。
だけど2丁目をウロウロと歩いたあと、
”ここ最近日本の男の子もいいな、って思ってきたんだよね”
とのこと。

あまり時間もなかったので
ちょっと食べて店をみて戻ったけども
(前回C. Cafeのある店員の対応の酷さを書いたが
ビアン友人にチラッと言ったら、私それ誰だかわかる!との返事。
実はビアンには有名なのかも。女性に態度が横柄だ、っていうの)
相変わらず2丁目には女性のための
店というのが少ない。いくつか
あるけども視的に明るく誰もが入れそうな
店は男性向け中心の品揃え。
ちょっと残念だ。

半々でもいいから揃えてくれる店があれば
もうちょっと友人連れて行こう、とかも思えるんだけど。
女の方ね。
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by flowfree | 2006-01-03 02:18 | 多様な性:日常にある生活
b0058997_20132097.jpgAfterEllen.com - Interview with Hell's Kitchen's Jessica Caboで”どのシェフが生き残れるか”というアメリカの生き残り料理人番組であと3人、というところまで行った一人のジェシカのインタビューがある。内容も面白いけども写真もなかなかイイ。

このジェシカはゲイダー(ゲイを感知するレイダー)がある人なら直ちに
あ、びあんだな
と思う子だった。それもbutch(男っぽい方)。
話し方とかは結構女の子っぽいし、自分の料理がうまくできない
ときは”誰かが手伝ってくれないともうできないからね”
とかってあからさまに甘えたりするけど目つきや態度は
落ち着いた感じでなんかジェンダーがミックスされていて
面白い。この日はあと3人!ってことでこの人たちが作ったものを
内緒で家族や連れ合いを呼んで食べさせたのだった。
b0058997_20151852.jpgそれでどれが一番うまかった?と聞いて一番ダメだったのが
このジェシカ。だけども、ボスに
”ジェシカ、家族と彼女が来てるよ”
と言われて私も”やっぱりな!あ~やっぱりな。でもホントの彼女きちゃうの?え?”
と思ってとっさに携帯カメラで二人がチューするところを
写そうとか、彼女の顔を写そう、とかジェシカが負けて悔しい顔を
写そうとかしたらしっかりビアンサイトでインタビューされて
そのシーンがうpされてた。無駄な努力だったんだけども。

写真続きあります♪
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by flowfree | 2005-12-01 20:31 | 多様な性:日常にある生活
色々なセクシュアリティー間の力関係を踏まえて考えるとどうしても世間では
異性愛者の生活は当たり前のように見えてそれ以外の方たちの生活というのは
なかなか当たり前のようには見えないだろう。

50代の高校の国語の教師だという女性が日本から現在留学していて
こう言った。
”ゲイの人自身が色々と話してくれないから私たちもわからないし、
わたしもそんな人たちが実際に存在してるなんて知らなかったのよ。
彼らが話してくれないなら私がわかるわけないと思う”

仕事柄と個人的な興味として日本の文学をたくさん研究してきているらしく
文学では同性愛の男性が存在するというのは知っていたけども
実際にいる人間とはかけ離れた話だ、と断言していた。
しがし授業で宿題として出された読み物を通して初めて本当に
そういった方たちがいるのか、と思ってきた、という。

一つの読み物に載っていたのはあるゲイの若手教授の発言だ。
”そのうちにゲイだからと言っていつも説明を求められたり
しなくてもいいような社会を目指したい”
これには色んな意味が含まれているだろう。

でもこの教師だという女性はこの部分を読み、
憤慨した様子で始めの言葉を放った。

色々と思うところはあるが、一つは
同性愛者などのセクシャルマイノリティーに異性愛者
の方たちはこういう質問攻めにあったことはないだろう、ということ。

異性愛というのはどういうものか、どうして異性愛者になったのか、
いつから異性愛者なのか、両親は知っているのか、
恋人はいたことがあるのか、自分の文化はそういうことを受け入れるのか、
どんな差別を受けているのか、などなど・・・

もうこの時点で大きな違いがあるし、話す、話さないに関する意味も変わってくると思う。
しかしそれよりも話して説明したい人もいれば、
プライベートな事にもなるので話したくない人はそのプライバシーも
尊重されるべきだ、ということ。
セクシャルマイノリティーだからいつも説明する責任があるのか。
まったくそうは思わない。

もちろん、好奇心や素直に色々知りたい、という人たちや人間関係を持てる
人には聞かれてないのに話したくなる人もいるだろう。
これはやっぱり人間関係の下に成立する話だと思う。

ゲイだから、セクシャルマイノリティーといして知られてないんだから
異性愛者というマジョリティーに説明するべき、というのは
力関係的にも実はとても危険な思考でもあったりする。
そこにフレンドリーで人間関係があるのなら別だ。
でも大学のゼミなんだから。

また日本の年配女性代表として見られてしまいがちな
言動に筆者はがっかり。実はフォローしようと頑張ったが
”ゲイは説明するべき”と憤慨しているおばちゃんは他の形で
理解していこうという姿勢が見られない。
頭がカチンコチンになっているんだろう。

ということで改めて書いてみる。

異性愛者の方たちの生活やそれ以外の方たちの生活を語る
というのはそれなりに表象的力が関わってくる。
筆者はいつもそれを頭に入れて
異性愛者ではない方たちの日頃の何気ないことも書いているつもりでいる。
表象的力やそれによる力関係も当然権威と結びつくので
筆者はセクシュアリティーの力関係の脱構築のために、
異性愛間では当たり前のような日々のことも
異性愛者以外の性自認に当てはまる方たちの形として語るのは大事だと日頃思って
書いている。

とちょっと毎回書いてもしょうがないので省いている事を書いてみたのだが
速い話がゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランセクシャル、トランスジェンダー、
インターセックス、などの
方たちの日頃の話を明らかにするのもある意味反権威主義に関連するとみて
意味があるところがある。でも彼らの話全てがそうだとは思わないが。

筆者の場合はこれらの方の全ての話が意味があるとは思っていない。
人によってはセクシャルマイノリティーだからなんでも評価されるべきだ、と
主張する方も入るが、筆者は内容を選んで行きたいと思っている。
意味があると思うものでも筆者にとっては興味の無いトピックというのもあるし。

それで以前もsexualityカテゴリに入れて書いてきたが
これからも興味深い、不思議だ、なるほど・・・と思ったものも
ちょっとでも書いていきたい。

まあ筆者にとっては異性愛者の方たちの恋愛の形もとっても不思議に思うことも
死ぬほどあるんだけも。それらも含めて書いて行きたいと思う。
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by flowfree | 2005-11-07 18:38 | 多様な性:日常にある生活