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アクティビスト、フェミニスト、クィアとして活動するとある外国大学関係者の生活の中からの視点。(C)flowfree 初めて寄られる方は、カテゴリ:管理人、の”こんにちは”を読んで下さい


by flowfree
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海外で出会った危険な不思議ちゃん

ちょっととってもユニークなTちゃんのお話をします。
以下は色んな意味で(笑)成人の方でない人は
読まないで下さいませ。ま、そんな方いないと思うけど念のため。

筆者が日本人の多い海外のある大学で寮生活をしていた頃に
Tちゃんという日本人の女性と仲良くしていました。
仲良く、と言っても親友、とかではなく、たまに気が向いた時に
結構マニアックな話をしたりしてのたまの刺激的な交友、という感じでした。

Tちゃんはとても甘えたようなしゃべりをする背の高い女性で
突飛な言動をする子でした。例えば趣味の話をしたとき。

基本的にその頃の筆者と言えば外国音楽かぶれでしょうがなかった
し、みかけもスケーター(スケートボードで遊ぶ人達)
を意識していてそんな雑誌もいつも購読してポスターも貼りまくり
だったので自然と趣味の話に(まあ変人と見て興味を示してくれたんでしょう)。
他の日本の方にしたら筆者が突飛な言動する怪しい女
だったんでしょうがね。
Tちゃんには地元の人達が下の名前で呼ぶように、フローって
呼び捨てでいいよ、って言っても「ううん、フローちゃん、って呼ぶね」
と可愛く返してくれました。それで筆者の趣味をちょろちょろ話すと
「すごーい。なんかT、フローちゃんのこと尊敬しちゃーう。」
なんて嬉しい事言ってくれたりして。

そんでTちゃんの趣味を聞いてみたら
「Tね、結構色んな事好きで。Tは本当の事言ったら嫌われるかもしれない。
変態かもしれないし・・・」といきなり動揺しだしました。
筆者「え、何よ、変態、って言ったって私結構そう言われている人達と
交友あるし多分大丈夫だと思うけど」と驚きながらもちょっとなだめたりしました。

その頃筆者は日本の音楽友達でいわゆる”ビアン”恋愛をしている人達を
たくさん知っていました。彼女達はでも自分たちをビアン、と思って
いなかったようでした。彼女達は好きな洋楽バンドの男性メンバーを
漫画や文学でゲイにさせて絡ませる、というヤオイ(どうぞ詳しくは検索
して下さい)雑誌の制作者でもありました。だからその友人らの
話をして、ゲイのポルノ製作や、彼女達のレズビアン恋愛の
話をして筆者はまだ自分の中のクイア性を否定していたので
「そういう人達なら友達でいたし、おかしな人でも変態でもないよ」
という話をしました。

Tちゃんは「へーーーーーーー。意外だなあ。フローちゃんもそういう
人だったんだあ〜。」
筆者「いや、私は違うよ。(と潔くない否定。若げのいたりです)。でも
そう言う人達もいるしさ、Tちゃんが変態ってことはないと思うけど」
Tちゃん「だって私もね、実はゲイのポルノ映画とか大好きなの。」
筆者「え、どんなの?」
Tちゃん「もう、すごいんだからあ。なんかポルノ、っていうか犯罪、っていうか変態っていうかね、凄いの、血とかたくさんあって。」
筆者「は?(笑)まあ、どんなもの言ってるのか知らないけど今度じゃあ見せてよ。あ、こっち(海外)に持って来てないか」
Tちゃん「持ってきてるのよ。でも他の人に見つかったらやばいから秘密にしてあるの。絶対言わないでね。見る時も秘密にして見ないとだめだし。今度人がいない、休みでみんないない時とかに観ようか。でも絶対絶対他の人には
この事言わないでね!」と念を押され、お互いの秘密を持ちました。

Tちゃんの意外性聞いて親近感も湧き、なんか一人で
笑っていました。その可愛らしいけどすっとんきょう(死後?)な
言動のギャップがとっても笑ってしまい、筆者にはツボだったんです。
それ以来、Tちゃんは私にとても面白くて興味深い言動を与えてくれました。

Bodybuilder
それでTちゃんの部屋に遊びに行きました。
かっこいい外国人のポストカードが色々とあり、みてたら
一つは白人女性のボディービルダーがジムで鍛えてたり、
筋肉を見せてポーズを取っているものが何枚かありました。

筆者「(笑)何、これ?」
Tちゃん「私、こういうの好きで憧れるんだあ〜」
筆者「へ〜。面白いねえ」

Halloween
ハロウィーンの季節ですがその時期に、みんな何着る〜って
話をしてた当日、オードリーヘップバーンのように、
頭をツルツルのスカーフで巻き、ブロンドヘアの大きなサングラスをした
セクシーで、アメリカ50年代女優風の女性がカフェテリアに
普通に入って来ました。だ、誰・・・?と皆が見ていたら
後ろから
「フローちゃん、わ・た・し!」
と言ってTちゃんがサングラスをはずしました。
エ〜っとみんなで驚いて、なんかすんごく似合ってるよー。
めちゃめちゃはまってるよ、Tちゃん!
Tちゃんは「まちこ巻き、っていうんだよ。知らない?」
っていうけど知らなかったーと思いながらも
そのいきなりの行動でカツラさえ付けて見事にはまっているTちゃんにまた
筆者は爆笑していました。

omiyage
一度Tちゃんがお休みで日本に戻った時。
どうだったか、感想を聞きました。
「あ、あのね、もの凄くおいしいお土産買ってきたんだよー」
筆者「えー、嬉しい!ほんと?なになに?」
と聞いたら
「どうぞ食べてーとろける感じでおいしんだから、このたこ焼き!」
ブォッ!(吹き出す音)
「なに、たこ焼きって?生の?」
「そうだよ♪」
「ちょっと、それって大丈夫なの?」
「大丈夫だよお〜。ちゃんとスーツケースに入れてきたんだよ、崩れないように」
「でも最低2日は経ってるよね、買ってから。空港で買ったとかじゃないでしょ、
自分ちの駅前、とかそういうところの?」
Tちゃん「まあ、いいじゃないの、フローちゃん、そんな細かいこと気にしちゃって」
筆者「細かいって、私が細かいの?そ、そ〜お〜??」
とたこ焼きを見せてもらって、匂いを嗅ぎ、食べて見ましたが微妙でした・・・
筆者「なんで、たこ焼き買ってきたのよ?」
T「だって、外国にいると食べられないじゃない?それに食べたくなるね、って
良く話してたんだよ。だから頼まれたしさ。」
え、頼まれたんだあー。。。

Sexuality
ある時上で述べた”変態”話をしていました。
それでTちゃんは「フローちゃんはそういう経験ないの?」
っていうのでないよ、って言っても
「あるんでしょ、わかってるわよ。」っていうので
ほんとになかった私はムキになり(若気のいたりですって。。。)
ないんだってば!と怒りを見せたりしました。
Tちゃんはどうなの?と聞くと私もなーい。
でもね、なんかそういう世界、ちょっと憧れる。って
言ってました。それでお互いの知る性の世界について
寮の一室で延々と話しました。
友達の経験、男女、女性同士、ゲイの話、などなど。
「フローちゃんは本当にないの、興味もないの?」
と聞かれ「まあ、将来的にはわからないけど。別に
嫌じゃないかもしれないね。あ、実はそれっぽい行動に
いきそうな時があったんだよ、OOちゃんとこの前。
でもお互いきまづくなって、何もないまま終わったんだよ。」
と最近会った近くの寮の部屋に住んでいるYちゃんとの
ちょっとしたアクシデントについて話しました。
T「え!そうだったの?ふーん。でさ、性の処理とかどうしてるの?」
と今度は自慰行為の話をして来ました。まあそういった事も話、
もう夜中だったのでじゃあそろそろ自分の部屋に帰るわー。
と筆者は階段を降りて自分の部屋に向かいました。

”面白かったなあ”なんて思いながら部屋でパラパラとスケーター雑誌なんぞ
読んでいて15分から20分ほど経ったでしょうか。
「バーン!!!」
とドアがいきなり開いてTちゃんが真剣な表情で入って来ました。
「ど、ど、どうしたの???」
とスケーター雑誌を持ったまま唖然とTちゃんを見たら
Tちゃんは私をまじまじと見て
「なあ〜んだ。フローちゃん、もしかしたら悶々としていて一人で
何かしてるかなあ、見てやろう!と思って来てみたのに。つまんないや。
じゃあね!」
と言って行ってしまいました。

へ??いきなり来てつまんない、って何だよ!
って思いましたがまた彼女の奇妙な行動に一人で大爆笑していました。
Tちゃんの期待していたこと、そしてそれが起きていたら彼女は
どうするつもりだったんでしょうか。
なんかその頃は想像したくなかったので(今だったらいいんだけど☆)
おかしな子だなあ〜とますます思ったのでした。

だけどTちゃんのおかしなところが危険さを伴うとわかってきたのは
まだまだ先のことでした。
Rated Rの続きは裏Tちゃんのことを書きます。
by flowfree | 2005-10-26 03:42 | 友達