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アクティビスト、フェミニスト、クィアとして活動するとある外国大学関係者の生活の中からの視点。(C)flowfree 初めて寄られる方は、カテゴリ:管理人、の”こんにちは”を読んで下さい


by flowfree
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まあAng Lee監督が賞をとったのは納得だけども
もともとかなり評判がいい映画は
天の邪鬼な選考委員は選ばないらしく、
アメリカ保守州のゲイ関係を持ったカウボーイの
話は特に選考しずらかったようだ。アカデミー賞にはがっかりだね!プンプン!_b0058997_17181795.jpg
アカデミー賞にはがっかりだね!プンプン!_b0058997_1711438.jpg
akaboshiさんのブログフツーに生きてるGAYの日常 ブロークバック・マウンテンで見る世界007●「アカデミー作品賞」ならず
の記事でこの選考背景の政治についての面白い記事がいくつか加えられてる。

アカデミー賞にはがっかりだね!プンプン!_b0058997_1744330.jpg賞を逃した後のHeath Ledgerとその真後ろで複雑な表情をしているJake Gylenhaal

先週末からも東京でとうとう公開された
ブロークバック・マウンテンは久々の
感動作品だったのになあ。
演技も偉いうまかったのになあ。
オーストラリア人の主人公が
アメリカ南地方のアクセントを
スゴくうまく真似てたし
結婚する前と後の話し方なんかもちょっと変化してたり。
(前回書いたけどもまた加えると)
またあとホモフォビアが自身にも強く影響している中、
相手への愛しさを感じて生じる八つ当たり、怒り、罵倒、悔しさ、やり切れなさの表現がまたまた・・・これは演技指導がいいのかもしれないが、ニクイ表現をして、私も抱きしめたくなったねえ。

まあさすがアメリカ、という感じだ。
でもこの映画から主役、男性の脇役、女性の脇役
が選考に入ってたのに一人も選ばれないのがまた
不思議。なぜかキングコングが結構賞を取っていた。
金が動いたのか?それほどキングコングは売れてないぞ。
あ、それとも一部には売れてるのかしら(小学生とか?
あ、この映画のファンの方いたらすいません。勝手な感想です)アカデミー賞にはがっかりだね!プンプン!_b0058997_16371610.jpg
アカデミー賞にはがっかりだね!プンプン!_b0058997_1772467.jpg

キングコング関係者達、何度も賞をとり司会に呼ばれて前にでてきて
"Kiwi Rules"みたいなこと言ってたけど(キウイ生産地の人達だから)
全くruleしてませんから!
私はロード・オブ・ザ・リングもみてないし!
(キングコングの制作者達はこの映画の制作者/監督と同じ)

という感じの感想です。
*主人公のHeath Ledgerと主人公の妻役Michelle Williamsが実際に夫婦というのは
本当だったんですね。アカデミー賞が始まる前にやっていたインタビューで妻が美しいから、とか色々話していたLedgerのオーストラリアン訛りが印象的でした。やっぱりアメリカ南部訛りと全然違うの、当たり前なんだけど。努力やセンスや実力が伺えます。
*写真せっかくだから編集の仕方しらなけどのせちゃいまーす。
# by flowfree | 2006-03-08 16:28 | 映画:クイア/同性愛
最近は結構大学内の外国人の働く状況についての
話しを良くするようになった。
私はちなみにまだガイコクジン。
まあ色々と理由があって日本人として働いている。

大学内でガイコクジン教師、という話しをするミーティングを
40年ほどある大学の歴史のなかで初めて設けたのだが
結構問題はあるのになかなかまとまらない。
目的はガイコクジン教師の状況向上なのだが
偉い人はガイコクジンの働く人間について、
というはっきりとしたことを話したいのに
他の人はガイコクジンはどれだけ面倒くさい
存在か、というのに興味があったりする。

腹が立ったのはおしゃれに金かけてる偉そうな
心理学の女教授が、大学内のガイコクジンの
先生、という話なのに、自己紹介で
”私が興味があるのはガイコクジンの学生は
GRE(入学試験のようなもの)の平均がかなり低いので扱いにくいことです”
と言い出したこと。

ガイコクジンの試験の点数は低いかもしれない。
だけどここはそんなアンタのイライラを話しにくるところじゃねんだよ!
アホか!!と思い、以前友人の大学で盛大にやった
統計では”実は外国人の学生のほうが成績が良い”
”実は外国人の学生のほうが扱いやすいという教授の方が多い”
などという結果がでたこと言ってやった。
だけどその心理学女は言う前にその場を出て行ってしまっていた。
きっと場違い、とわかったようだった。
いなくなっても私は”さっきこんなことを言ってる人がいましたが・・・・”
としっかり言ってやったぜい。

日本も外国人というと犯罪が増えただの、
言葉が面倒、だの、アパート貸すのも面倒、だの
色々と印象で悪く取られる事がおおい。
もちろん私たち日本人が外国でもおんなじように
悪く取られることが多いのですよ。

でも実際には大人しいアジア系が喜ばれたり
イエスマン/ウーマンのアジア系も喜ばれたりします。
それで勉強ばかりして真面目なアジア系も多い。
だから私のように意見を言って権力者を斬る外国人、
特にアジア人、特に女性は珍しいのですごく嫌われる(爆)

まあそれでも知ったかぶって外国人の悪い印象しか話そうと
しないやつら、特に場違いなのに、をいう白人が一番
腹が立つ(また心理学とかやってると余計だ)
のですっきりした!

まあまた今度外国人労働の話しについては書くつもりです。
# by flowfree | 2006-03-05 18:11 | 権力社会というもの

ハヤリの占いの実態

おもしろそうな、『文春』『新潮』、の
江原啓之氏追求。第2弾は強烈らしい。
とっても読みたい。ブログにもちょっと載っているようだ。

実際、個人営業の
マッサージ、占い、霊媒師などにはクイアが少なくない。
私の友人でも多いし(レズビアンでマッサージ、針師、などなど)
日本で占いや霊媒師で有名な人もゲイというのを聞いている。
霊を退治する、厳しい、背の低いおしゃれな
Iさん、んで西洋占いで大人気のKさんなども
日本のゲイ業界では知られているようだ。

まあそれを置いといても
色々とがんばって成功している誠実そうな方々を見ると
尋常じゃない苦労もあったろうに、と思える。
だけど占いなど個人同士の仕事では
良し悪し、そして上質かどうかというのもなかなか判断しがたく、
疑うことがでても他人と話し合って協力を得ることがなかなかできず
問題があっても煙にまかれることが多いと思う。

それを逆手に取り権力を掲げ人を利用するのは全く持って
大問題。金の取り方というのもしっかりとルールがあるわけでもないので
なかなか被害者も出にくいし問題も明らかにならない。
まあ、この江原氏のことがどれだけ事実かは知らないし
江原氏自身が恨まれ虚言に巻き込まれたという話しも
あるようだけども
このブログのページ検索すれば載ってます
占い業界も私たちがしっかりとしないといつのまにか被害にあってることも多いだろう。

小学校以来の幼馴染に時々連絡をすると
”最近疲れてて。占いにでも行ってみようと思ってるんだ”
と書いてくることがあって凄く腹が立つこともある(笑)
まあ占いに興味があるのが悪いわけではなく
単に自分の状態が悪くなるとすぐ占いに頼る節が彼女にあるから。
当たるから何?キミはそのあとどうしたい?
もう好い加減占いに頼るのは辞めたらどうか、という人が結構いる。

最近の一夫多妻問題で逮捕された男性も占いをしていて
”いい占い師がいる”と言われついてきた女性が脅され
長い事お金を騙され取られ続けていたし。
こういう状況を利用する商売多いんだろうなあ。

それも男性よりなぜか女性が相談に行く事が多い占い。
実はジェンダーの違いをしっかり分析され
女性がターゲットにされた”ジェンダー詐欺”が多かったりして。
女性を犠牲にして起こる犯罪は沢山あるけども
(主婦の中年女性をターゲットにしたオレオレ詐欺、
女性への結婚詐欺、モデル・リクルートを装ったAV業、レイプなどなど)
占いにも女性は是非気をつけてほしい。

占いはあなたを変えるきっかけにはなっても
実際に変えるのはあなた自身であって、
きっかけは占い以外にも友人、家族、経験、
本、映画、などなど、色々と占い以外にもあるので
世の女性陣、どうか視野を広げて考えて行ってほしいもんだ。
# by flowfree | 2006-03-05 13:39 | 権力社会というもの
成瀬巳喜男監督の描く女性像に感動_b0058997_1514535.gif女が階段を上がるとき、鰯雲、乱れる、を観た。
去年は監督の生誕100周年記念ということで色々なイベントがあったらしいが
私は無知だった。この人の映画には気持ちを動かされた~。

良く小津安二郎と比較されるらしい。二人とも女性を主に描く事が多い。
普通の女性が崩れて行く様や普通でない状況の女性の大変な日々。
でも成瀬の”浮雲”を観て、小津は”自分にはできない作品”と称えたという。
成瀬の映画のそれぞれのタイトルやまとめ、写真がここで見られるけど、最後の加山雄三出演の”乱れる”には
なぜかまとめがない。

加山雄三が25歳の青年の役をやっているのだが始めは
この人の青大将とかなんとかの映画の”ダイコン役者”振りの印象があって
期待できなかったんだけど後に申し訳なく思った。
この彼の”棒読み”かと思われた演技が実はちゃらんぽらんな
フリーターのような男性の像にぴったり合っていたように見えたからだ。
演技していないように見えて実はしているようで、
実生活は女と遊んでいるが実は一緒に長く住んでいた義理姉が
好きだった、という不器用さがうまく描かれていたようにみえた。

成瀬巳喜男監督の描く女性像に感動_b0058997_15273164.jpg今思うと、”女が階段を上がるとき”でもホステスのママをずっと好きな
マネージャー役の男性が告白できないからお店の女性に手をだす、というのと
そっくりな設定だ。こういうのが成瀬はいいのかね。

まあしかし、加山雄三に戻すと最後のどんでん返しが良かった。
全然想像しなかった、ワイルドなエンディングは小津には見られない気もするが。

とにかく成瀬監督も小津監督もそれぞれ好きだが
二人の描く女性の中では成瀬のモノの方ちょっと好きかも。

女が階段を上がるとき(1960)は去年ドラマ化された松本清張の黒皮の手帳(原作1983)
にそっくりな部分があるのが結構驚いた。ホステスの話、手帳を持って銀行員に
お金を借りに行く、主人公のホステスバーのママの暗い、淡々とした口調で
続くナレーション。そっくりでんがな!と思いましたが。

成瀬作品、買いたくなってきたなあ。。。
# by flowfree | 2006-02-28 15:26 | 映画:日本含むアジアもの
まず、トリノのスケート、荒川さんが金か、と思って
色々番組を見てたら、スケートのプロなどがオリンピック番組の解説で”荒川は良かったわよ”とそれなりに褒めていた。
でもそのあと司会がぶっちゃけてました。
”でもどうですか、今年のちょっと
レベルが低くなったんじゃないですか。一体どうしたんでしょうか。”
プロは”それはそうですねえ、オリンピックはどうなるかわからないし、みんなかなり緊張していて実力者も始める前の顔でもう失敗するんじゃないか、と思えたし、実際にちょっとしたところで失敗して私たちはショックを受けました”などなど。やっぱり普通だったらこのレベルでメダルじゃないだろう、という感じに話してましたが。

もう一つのニュースではotaku、って英語で紹介してメイドカフェをうつし、
ソコの常連で興奮してメイドを見れて喜んでる
兄ちゃんが説明してました。
”オタクはITの発展に貢献してるし
オタクなしに日本のハイテク産業は語れない”

メイドカフェがうつって沢山のお客さんも見え、
ご主人様、とメイドが語りかける様子。
いらっしゃいませ、の代わりにお帰りなさい、というメイド。

そしてVTRが終わり、ニュースキャスター(女)は
笑いながら
”この男性が幸せそうなので私も幸せです”と発言。
う~ん、やっぱり不思議な文化なんでしょうな。
英語の記事は以下。
日本のヲタクがIT発展の鍵を握る
”ヲタクの涅槃ではメイドが大人気”
# by flowfree | 2006-02-24 17:06 | 文化の違い